比較条件は、比較演算子を使用して2つの式を比較します。最初の式が2番目の式と、比較演算子で指定したとおりの関係である場合に、条件はTRUEと評価されます。
RowValueConstructor CompOp RowValueConstructor2
RowValueConstructorの構文は、次のとおりです。
RowValueConstructorElement |
(RowValueConstuctorList) |
Scalar Subquery
RowValueConstructorListの構文は、次のとおりです。
RowValueConstructorElement
[{, RowValueConstructorElement} ... ]
RowValueConstructor2(1つの式)の構文は、次のとおりです。
Expression
RowValueConstructor2(式のリスト)の構文は、次のとおりです。
((Expression[,...]))
CompOpの構文は、次のとおりです。
{= | <> | > | >= | < | <= }
Expression | 式の構文の詳細は、「式の指定」を参照してください。比較条件には、数値式も数値以外の式も使用できますが、両方の式には互換性がある必要があります。 |
ScalarSubquery | 単一の値を返す副問合せです。スカラー副問合せとその制限については、「副問合せ」を参照してください。 |
= | 等しい |
<> | 異なる |
> | 大きい |
>= | 以上 |
< | 小さい |
<= | 以下 |
20日未満の期間で配送する必要のある部品の番号を検索します。
SELECT PartNumber FROM Purchasing.SupplyPrice
WHERE DeliveryDays < 20;
この問合せは、salary = 9500かつcommission_pct = .25である従業員のlast_nameを返します。
注意: 等号の右側の式は二重カッコ(( ))で囲む必要があります。
Command> select last_name from employees where(salary,commission_pct) = ((9500,.25));
< Bernstein >
1 row found.
この問合せは、manager_id = 205である従業員のlast_nameを返します。従業員のdepartment_idおよびmanager_idは従業員表と部門表の両方に格納されています。部門表から情報を抽出するには、副問合せを使用します。
Command> select last_name from employees where (department_id, manager_id) = (select department_id, manager_id from departments where manager_id = 205);
< Gietz >
1 row found.